平成25年6月27日現在
| 出生地 |
| 昭和３４年 大阪府箕面市 |
阪急電車の終点、箕面（みのお）駅の真ん前の家で生まれました。まだ駅前に、滝に登る馬車がとまっていた時代です。滝への遊歩道が遊び場でした。おやつは出店のおばちゃんがあげてくれる「もみじの天ぷら」、友達は「箕面のサル」という、のどかな少年時代を送りました。
| 最終学位 |
| 博士（文学） （広島大学） |
| Ph. D. （スイス・フライブルク大学） |
博士号を二つもっていることに特別意味はありません。日本とヨーロッパ、二つの世界で勉強したら、結果としてそうなりました。学位ではなく、そこに至るまでの辛く楽しい思い出がその後の研究を支えるのだと思います。日本では好村冨士彦先生、谷口幸男先生、スイスではエッカルト・C・ルッツ先生、ヴァルター・ハウク先生の指導を受けました。
| 所 属 |
| 慶應義塾大学文学部 教授 （中世ドイツ文学・中世キリスト教思想史担当） |
| E-mail: germanexpress@keio.jp |
| 学 歴 | ||
| 年 | 月 | 事 項 |
| 平成 9 | 11 | スイス・フライブルク大学より学位授与 （Ph.D.) |
| 平成 6 | 3 | 広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了 （文学博士） |
| 平成 3 | 10 | ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学生としてテュービンゲン大学に留学（平成6年3月まで） |
| 昭和63 | 10 | スイス政府給付奨学生としてフライブルク大学に留学（平成3年9月まで） |
| 昭和60－平成6 | 広島大学大学院文学研究科博士課程後期ドイツ語学ドイツ文学専攻 | |
| 昭和57－60 | 金沢大学大学院修士課程ドイツ文学専攻（文学修士） | |
| 昭和53－56 | 信州大学人文学部ドイツ文学科（文学士） | |
実にさまざまな大学で勉強したのだなと、履歴書を見るといつも思います。ただただ楽しい学生生活でした。転々としたのは追い出されたからではなく、専門の師をたずね歩いたからです。
| 職 歴 | |
| 年 月 | 事 項 |
| 平成29年10月 – 30年3月 | 九州大学大学院人文科学府非常勤講師（ドイツ文学特殊研究）（集中講義） | 平成28年4月－29年9月 | 学習院大学文学部非常勤講師（ドイツ文学文化講義） |
| 平成20年10月－20年3月 | 京都大学大学院文学研究科非常勤講師（ドイツ語学ドイツ文学特殊講義）（集中講義） |
| 平成19年4月－令和6年3月 | 慶應義塾大学文学部教授 |
| 平成17年9月－20年3月 | 早稲田大学第二文学部非常勤講師（思想・宗教系演習） |
| 平成17年4月－19年3月 | 慶應義塾大学文学部非常勤講師（ドイツ文化史・ドイツ語学研究） |
| 平成17年4月－19年3月 | 大東文化大学外国語学部英語学科助教授 |
| 平成16年4月－16年9月 | 東京大学大学院人文社会系研究科非常勤講師（ドイツ語ドイツ文学特殊講義）（集中講義） |
| 平成15年4月－17年3月 | 大東文化大学文学部教育学科助教授 |
| 平成13年4月－令和2年 | 東京大学教養学部非常勤講師（ドイツ語） |
| 平成11年4月 – 12年3月 | ベルリン自由大学特別研究員（アレクサンダー・フォン・フンボルト財団） |
| 平成 8年4月 –15年3月 | 大東文化大学文学部教育学科専任講師 |
いろいろなところで仕事をさせていただけるのは、大変ありがたいことです。拙い授業で、学生の皆さんにはご迷惑をおかけしているかもしれませんが、「質より量」と割り切っています。前任校の大東文化大学では11年間一度も休講を出しませんでした。数えてみると1,800回以上休まず授業したことになります。これは阪神の金本選手の記録を抜いているのでは？
| 学会及び社会における活動 | |
| 年 月 | 事 項 |
| 令和1年 – 現在 | 日本独文学会 理事 |
| 平成28年 – 29年 | 日本独文学会 蓼科文化ゼミナール実行委員長 |
| 平成26年 – 27年 | 日本独文学会 機関誌編集委員会部門責任者 |
| 平成23年－現在 | 日本フンボルト協会 理事 |
| 平成23年－28年 | 西洋中世学会 機関誌編集委員 |
| 平成19年－20年 | 日本独文学会 アジア・ゲルマニスト会議金沢2008実行委員 |
| 平成15年－16年 | 日本独文学会 機関誌編集委員 |
| 平成12年－14年 | 日本独文学会 蓼科文化ゼミナール実行委員 |
| 平成21年－現在 | 西洋中世学会 会員 |
| 平成1年 – 現在 | 日本独文学会 会員 |
学会などの役職を引き受けることを、日本語では「手弁当で」と言います。「損は承知」の自己犠牲のニュアンスがありますが、ドイツ語ではehrenamtlich「名誉職的に」と言います。犠牲だったのか名誉だったのかわかりません。楽しいことも辛いこともありました。ただ色々な仕事を経験して、人と出会って、自分の人生は豊かになったと思います。
